日本ファンフェス会場から配信された「第50回FFXIVプロデューサーレターLIVE」の模様を収録した動画を公開しました!
生放送に間に合わなかった方も、もう一度見直してみたい方も、どうぞじっくりとご覧ください。


https://sqex.to/wkaAD

※YouTubeの画質設定で「720p」を選択していただくと、HD画質で動画をご覧いただけます。

あわせて「第50回FFXIVプロデューサーレターLIVE」で発表された情報を、ダイジェスト形式でまとめてみました。
すぐに時間が取れないという方は、まずダイジェストをご覧ください!

今後のスケジュールおさらい
次期拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」発売までのスケジュールを確認しました。

■今後のスケジュール
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(00:02:46)
まずは2019年3月26日(火)にパッチ4.56「英雄への鎮魂歌 PART2」、
翌週4月2日(火)には欧州データセンター拡張が行われ、
続く4月16日(火)にはFINAL FANTASY XV コラボ「英雄への夜想曲」が始まります。
報酬の「レガリア」はコラボクエストを終えるだけでは手に入りませんが、入手条件はそれほど難しくはしていません。

(00:06:18)
4月23日(火)のパッチ4.57では「ワールド間テレポ」が実装となります。
5.0に向けて開発していた機能ですが、このタイミングでリリースして皆さんに活用していただき、
もし問題があれば修正をしていきたいと思います。
同日、4月23日(火)には北米データセンター拡張も行われます。
欧州および北米のデータセンター拡張について、詳しくはトピックスをご覧ください。

(00:08:18)
5月中旬にはパッチ4.58をリリースしますが、今のところ調整は2項目の予定です。
そして6月28日(金)18:00には、「漆黒のヴィランズ」のアーリーアクセスが始まります。
パッチ4.58からアーリーアクセスまで間が空くように見えますが、
実際には5月中旬に開催予定のメディアツアーや、ジョブアクション動画の公開、
ジョブの変更点をお伝えする次回プロデューサーレターLIVEなどで最新情報をお届けしていきます。

(00:10:21)
7月2日(火)には「漆黒のヴィランズ」の正式サービス開始となりますが、
アーリーアクセスをプレイされる方は、その時点でサービス開始と捉えていただいてかまいません。
ただし、アーリーアクセスをプレイするには「漆黒のヴィランズ」を予約する必要がありますので、お忘れなく。

なお、5月ごろには新しいベンチマークをリリース予定です。
ヴィエラとロスガルのキャラクターメイキングもできますので、ぜひご期待ください。


≪スペシャルトークセッション≫
後半は、世界設定/メインシナリオライター 織田万里を迎え、事前にフォーラムに寄せられた質問にお答えしました。

(00:14:44)
Q:世界設定/メインシナリオライターの具体的な仕事を教えてください。
A:自分は組織図でいうと「世界設定班」と「イベント班のシナリオチーム」に在籍していて、それぞれのリード業務を担当しています。
世界設定班としては監修業務や命名のほか、ギルドリーヴやF.A.T.E.、各種手帳などのフレーバーテキストを執筆しています。
メインシナリオライターとしては、シナリオの執筆も行いますが、どちらかというとシナリオチームのリード業務として、原案やプロットを考えたり、スタッフが書いたものの監修などを担当しています。

(00:16:26)
Q:シナリオを執筆される際にどんなものからインスピレーションを受けますか。
A:歴史や伝承、神話のほか、動物や自然に関連するドキュメンタリー、小説や映画などの創作物も参考にしています。
どんな話を書くかによって、インスピレーションを受けるものも変わってきますね。
具体例を挙げると、ナマズオの蛮族デイリークエストは内田百閒の「阿房列車」という鉄道紀行文を参考にしています。
ちなみに「阿房列車」を知るきっかけは、妻からの紹介でした。
普段、趣味で読む作品だとSFやファンタジー、歴史物が多いです。

(00:18:17)
Q:1日の仕事のスケジュールを教えてください。
A:朝にメールチェックをする以外は、開発のどのタイミングかで変わってきます。
開発の初期段階では、設定を考えたり、資料化して共有することに時間を割きますが、
ある程度進んで企画ができてくると監修業務が多くなり、終盤になるにつれて完成品を見る作業に変わっていきます。
あとは合間で、自分が書くべきテキストを進めています。
吉田プロデューサーとのやりとりは週に1回の定例会議のほか、必要に応じて適宜行っています。

(00:20:07)
Q:これまでに影響を受けた作品や、プレイヤーにオススメしたい作品があれば教えてください。
A:影響を受けたものは多すぎるので、今日はオススメを1つ選んできました。
トマス・ブルフィンチの「シャルルマーニュ伝説」という作品で、シャルルマーニュ(カール大帝)についてのイギリスやフランスの細かい伝承を集めて1つの物語にしたものです。
日本では「アーサー王伝説」に比べると知名度が低いものの、“中二的”でおもしろいのでオススメです。
ネール・ヴァン・ダーナスの武器「ブラダマンテ」も、この「シャルルマーニュ伝説」に由来しています。

(00:21:30)
Q:これまでに手掛けた中で、特に印象に残っているイベントシーンやキャラクターを教えてください。
A:特定のキャラクターを言うと「お気に入り」だと思われてしまいそうので、印象に残っているイベントシーンをお話しします。

まずパッチ4.3に登場した「アルフィノを操作して戦闘するシーン」。
これは、かなり以前からリードバトルコンテンツデザイナーの中川と仕様を相談して、プログラマーにも協力してもらって実装できたもので、
主人公がいないシーンでの表現の幅がグッと広がり、良いサプライズにもなったと思っています。

もう1つは、ナマズオの蛮族クエストに登場する「画面が4分割されて3人のナマズオと光の戦士が次々に映る演出」です。
これは、3人のナマズオの画像を次々と表示するエフェクトを作ったうえで、
真っ黒な空間に包み込んだ光の戦士を静止させた状態で表示して組み合わせる、という工夫のもと作られています。
カット班やエフェクト班と相談して作り上げたので印象に残っていますね。

(00:26:21)
Q:メインクエストのシナリオを決める際に吉田プロデューサーと合宿されると聞きましたが、どんなことを話すのでしょうか。あと、食事はどんな感じですか。
A:「合宿」というと箱根の温泉とかに行きたいところですが……実際は都内の貸会議室で行っています。
話す内容は基本的に導線や話のプロット、どんな新キャラクターや敵を出すのかなど、コンセプトにまつわるものです。
パッチ4.0のシナリオ合宿では、パッチ4.1はアラミゴ、パッチ4.2~4.3で東方を描く、といった先の内容を大まかに決めていました。
ちなみに、食事は近所のラーメン屋とかですね。

(00:28:59)
Q:アシエンの暗躍でゾディアークが復活したらヤバい、ということは分かるのですが、今のハイデリンはどのぐらいヤバいんですか。
A:これは正確に答えるとマズいのでヒントを言うと、“誰の視点に立つか”によってヤバさの程度が異なります。
あとは5.0以降のストーリーをお楽しみに。

(00:31:31)
Q:カルテノーの戦いで、光の戦士はルイゾワによって5年後に飛ばされましたが、なぜ5年後だったのでしょうか。
また、光の戦士にとって5年間は一瞬の出来事で、カルテノーは昨日の出来事のように覚えているのでしょうか。
A:ルイゾワは明確に時間を指定して飛ばそうとしたわけではなく、
霊災による環境変化や、光の戦士が人々の記憶から消失していることでの混乱を考え、
それらが落ち着いたタイミングに飛ばそうと判断したのではないかと思います。
ちなみに、光の戦士にとっての5年間はプレイヤー次第だと思っているので、皆さんが感じている感覚こそが正しいです。

(00:32:42)
Q:エウレカのストーリーではバル島消失の真相が明らかになり驚きました。エウレカ実装の計画やストーリーはかなり前からあったのでしょうか。
A:以前にバル島の設定を出したことは計画的でしたが、エウレカでバル島のネタを使ったことに関してはアドリブでした。
コンテンツの企画に合っていたことと、吉田プロデューサーから「バル島」と「エウレカ」というキーワードを使ってほしいと言われていたことも理由です。
こうした伏線には、使うコンテンツ込みで考えているものと、設定はあるもののアップデート計画に組み込まれていないものもありますね。
また、旧FFXIVのときからの伏線も活かしつつ、新生以降に始めたプレイヤーさんにも楽しんでいただけるように考えています。

(00:35:01)
Q:漆黒のヴィランズのストーリーがとても楽しみです。今どのぐらいまで執筆が進んでいるのでしょうか?
A:今後のストーリーの話はできませんが、作業の進捗度でいうとメインシナリオは8割~9割まで完成しており、
残りの作業は細かいサブクエストや完成した部分のチェックになっています。

(00:36:53)
Q:エスティニアンは“既に流れている血の半分は竜のものだ”と言っていますが、実際に竜の血が流れているのですか。
もしそうなら、カストルム・アバニアのキャノン砲を1人で破壊できたのも竜の血の力なのでしょうか。
A:このエスティニアンのセリフについては、実際に竜の血が半分流れているわけではなく、
「竜の眼からずっとエーテルを引き出して戦ってきた」という意味の比喩表現です。
ただ、あのキャノン砲を1人で破壊したことに関しては、
ニーズヘッグの力を引き出し、蒼の竜騎士として戦いつづけてきたエスティニアンだからこそできたという解釈です。

(00:37:53)
Q:NPCに誕生日の設定はありますか。あるならぜひみんなの誕生日が知りたいです。
無いなら新たに設定してもらえませんか。お祝いしたいです。
A:担当するシナリオライターによって細かく設定を決める人と、アバウトに話に使うところだけを考える人もいます。
僕はあまり細かいところまでは詰めないので、年齢ぐらいは決めますが誕生日は考えていないです。
(吉田プロデューサー:需要はあると思いますが、決めると「じゃあ今は何年なんだ」とか問題が出てくるので……。)

(00:39:05)
Q:FFXIVのキャラクターが他のゲームに参戦する際、セリフや能力を織田さんが監修されることはありますか。
A:世界設定班として監修を行っています。
コラボ側の開発チームにも光の戦士が多くいるようで、FFXIVをやり込んでくれているなと感じることが多いです。
最近では『ディシディア オペラオムニア』にリセが登場しましたが、FFXIVのシナリオ上の時間経過をうまく落とし込んでくれていて、
思わず、「ありがとうございました」とお礼のメールを出してしまうほどでした。

(00:40:58)
Q:趣味でルガディンをやっている者ですが、ルガディンの幼少期の姿が気になります。どのような姿をしているのか教えてもらえませんか。
A:僕も趣味でルガディンを使っているので気になりますね。
過去に何度か子供のルガディンを作ってもらおうとしたのですが、コストが限られているのでどれか1種族というような制限がつくわけです。
そうなったときにまずは「子ミコッテ」に負け……、次こそはと思ったら「子アウラ」に負け……、2連敗しているんです。
自分としてはぜひ見たいと思っているので、クエストデザイナーの高柳と相談しながら進めたいと思います。

(00:43:09)
Q:以前吉田プロデューサーが「アウラの愛情表現は角を擦り合わせること」と言っていましたが、
これは憶測であって公式設定になっていません。この機会に公式設定にしていただけませんか。
A:これに関しては、吉田さんがここで決めていただければ良いんじゃないですか。
(吉田プロデューサー:思いつきで言っただけですが、それでいいんですか? 織田さんが良いなら良いですけど。)
では、決まりです。公式設定ということで。

(00:44:18)
Q:「次元の狭間オメガ」で入手できるモンクや学者の武器には文字のようなものが描かれています。
これらはオメガの母星の言葉なのでしょうか。文字の意味も知りたいです。
A:これに関してはオメガの母星の言葉かもしれないし、オメガが星と星の間を旅するうちに学んだ言葉かもしれないし、
次元の狭間で様々なボスを再現しようとした際に学んだ言葉かもしれないです。
そうして幅広く考えたほうがオメガの長い旅を実感できると思うので、あえてここは何も言いません。

(00:45:10)
Q:世界設定班としては、コンテンツファインダーをどう解釈していますか。
A:同じダンジョンに繰り返し挑むと、復活したボスを何度も倒すことになるわけですが、
こういったことを真面目に考えすぎるのは危険だと思うので、「追体験」ぐらいにしか考えていません。
ゲームシステムは今後も拡張や改良をされていくものなので、
これを無理やり世界観に押し込めてしまうと、柔軟性が失われてしまうと思っています。

(00:45:59)
Q:マイチョコボの呼び出しと帰還について前々から気になっていたのですが、
私のチョコボはどこから来てどこに帰還するのでしょうか。
A:この辺りも、真面目に考えるのは危険です。
リアルさを追求しはじめると、何十個もの武器や防具を抱えている光の戦士が海に入って溺れないのかとか、
チョコボに限らずマウントは何体も持っているわけで、光の戦士の後ろに大名行列のように並んでいるのかとか、考えると正直キツいですよね。
これに関してはロールプレイの解釈として、マイチョコボと一緒に旅をしていると考える人もいれば、そうでない人もいると、
そういった柔軟性をもって考えてもらえれば良いかと思います。

(00:47:09)
Q:エオルゼアの西にあるとされる新大陸は、気軽に行けない場所だと思っていたのですが、
青魔道士のジョブクエストで人間が行き来していると知って驚きました。
光の戦士は行く理由がないだけであって、行こうと思えば簡単に行ける場所なのでしょうか。
A:行けるか行けないかで言えば、船を使えば行けるでしょう。
ただ、簡単に行けるのかと言われたら、今回パッチ4.0で初めて東方に行けたように、
強烈な理由であるとか、相応の下準備がないと行けないというイメージです。
いずれ何か理由ができれば、行けるようになるのかもしれません。

(00:48:16)
Q:「境界線戦 ギムリトダーク」でガレマール帝国の圧倒的な航空戦力に驚きました。
あれだけの戦力があればエオルゼア同盟軍をあっさり倒せると思うのですが、
帝国がエオルゼアを支配できない(または支配しない)理由はあるのでしょうか。
A:めちゃくちゃな高さにジャンプする竜騎士とか、フレア級の大爆発をぶっ放す黒魔道士とか、こちらもかなり人間離れしていますよね。
それはそれとして、帝国の魔導兵器はあくまでも「魔法を使えないガレアン族が、魔法を使う相手に対抗するために発達させた技術」なので、
これでようやく互角に戦える、あるいは若干上回ることができるという戦力差だと考えています。
加えて言えば、帝国が強いのは数がとても多いから、というのも含まれると思います。